当初はハンディカメラやモバイルルーターを使用し、イベント運営においては慣れないながらも台本やクイズを作成したり、司会進行を行ったりと、手作り感満載の取り組みでした。そのような立ち上げでしたが、関係者の皆さまのお力添えのもと試行錯誤を重ねながら楽しいイベントの運営できたと感じています。

開始当初に比べて賛同いただける病院や施設も増え、少しずつこの取り組みの輪が中部地域に広がっている実感があります。これからもこの取り組みが継続し、中部地域全体に浸透していくことを関係者の一人として切に願っております。

また、自分自身にとっても本部間をまたいだ業務は、進め方や考え方という面で課題解決における"発見"があります。一人一人のスキルが生かせる貴重なプロジェクトであり、とてもやりがいを感じます。

この10年で5Gといったモバイル通信技術の向上やオンライン会議の浸透など、社会の状況が大きく変化しました。私はコロナ禍以前も本活動に参加しておりましたが、”変化を好む”ctcだからこそ過去と比べ中継機器構成やスタイルを変えて継続しております。これも、技術や営業といった本部間をまたいだメンバー構成であるからこそ実現できたものだと感じます。

この活動に向き合っている時間は、私もチームのメンバーも、「お子さまが楽しめることは何か」「お子さまの安全性を確保できる方法は何か」と考えを巡らせています。準備段階においては、楽しんでいただけるだろうかと不安ですが、当日を迎えるとお子さまからの反応がダイレクトに伝わってきて、喜んでいる様子が見えると「やってよかった」と感じます。
企業として、地域に貢献できる重要な活動と捉え、真剣に向き合い10年を迎えることができました。今後も、参加してくれるお子さまたち、病院のスタッフの皆さま、中継先のスタッフの皆さま、地域の皆さまからのご協力に感謝し、本活動を続けてまいります。

どのようにしたら楽しんでいただけるのかを検討する準備の時間や、本番１回限りという緊張感のある当日が、なによりも有意義な時間です。
他本部や入社歴の異なる方々と関わりを持ち、地域の方々、子どもたちと触れ合うことができるのはとても貴重な経験です。

子どもたちを笑顔にできる仕事に、活動の意義・楽しさをとても感じることができます。
そして人と人との想い・暖かさに触れることができ、なによりもとても楽しいです！
げんきのまどの活動一つ一つを行うことで、地域の方々と思いが繋がり、巡り巡ってより良い社会になるといいなと思っております。

また、「げんきのまど」プロジェクトに参加して以来、観光地などの出先で無意識に「ここを中継したら、子どもたちが喜んでくれるだろう」と考えるようになりました。そのたびに、この活動が自分にとって大切なものだと再認識しています。